美容室オーナーさんはサロンの休日をどう設定、考えていますか?
地域や業務形態によっても異なってきますが、土曜日・日曜日・祝日を休みにしたり、有給休暇をしっかり取り入れていたり、雇用中でもいくつかのパターンを作り、従業員満足度を上げているサロンも多くなってきました。
今回は働くスタッフのための休日設定された美容室オーナーのお話を紹介します。
常に忙しい美容師のプライベートを、どれだけ考えて行動に移せるかが今後の美容室経営の重要な要素の1つと言えるでしょう!
美容師の週休2日という環境
美容室経営において週休2日にすることは、難しい決断だと思いますが、最近では本当に増えてきました。
しかし現状の売上が落ちてしまうといったリスクを考えると、早々には導入もしにくいですよね。
けれど働いている美容師の従業員満足度を上げるためには必要な要素の1つです。
美容師の週休2日を実現するためには、いくつかの方法があります。
- 美容室自体完全に週休2日にする
- 美容室自体の休日は設けず、スタッフのシフトで調整する
- 美容室の定休日を週1日にし残り1日をシフトで調整する
ざっとこのような方法が考えられると思います。
どの方法をを選択するかは、美容室の規模、スタッフの数によって選択して下さい。
「スタッフにはよく働き・よく休んで欲しいと考えたから」だそうです。
充実したプライベートが無ければ、いい仕事は出来ないというオーナーの思いが込められているのです。
従業員の意見によってこういった仕組みを作っていくのではなく、こちらから先行して導入していくことがポイントです!
言われたからやるでは、前からやってくれればいいのに!
とせっかく導入してもスタッフからの不満が上がってきてしまう場合もあります。
休日を考慮した出勤時間の設定
あるサロンでは週休2日を実現した上で、さらにスタッフに寄り添った勤務時間の設定を行っています。
通常、美容室の営業時間はほぼ固定で、土日に変動がある程度だと思います。
今回どんな仕組みを作ったかと言うと
休日の前日の出勤時間は「9:00〜19:00」に設定し休日前は早く上がれるようにしました。
さらに休日後の出勤時間は「11:00〜22:00」に設定し、ゆったりと出勤出来るようにしました。
これは、記述したような配慮の他に、用事を済ませるために休日を使う必要のない仕組み作りです。
例えば、歯医者に行きたい美容師のほとんどが休日に行っていると思います。
これでは充実したプライベートは確保できないと考え、11:00〜の出勤であれば用事を済ませて出勤出来るようにしました。
この勤務時間の設定をすることで、わざわざ休日に自分のしたい事以外の用事を入れずにすみますよね!
結果として、社員は休日に自分の時間を十分に確保でき、プライベートを充実させることで社員満足度を上げることに成功したのです◎
スタッフが様々なお客様と会える
これは先程の勤務時間を設定したことで、様々な客層のお客様とスタッフを繋げることができました。
朝早くから来られるお客様、例えばイベント事などに行かれるお客様や主婦のお客様が多くいらっしゃいます。
夜は日中はお仕事をされているお客様や学生などのお客様が多くご来店されます。
そんなタイプの違ったお客様を幅広く接客することで、スタッフのスキルアップの向上やモチベーションが向上したりしました!
最初はこんな効果がでるなんて想像もしていなかったそうです。
結果としていい形でスタッフにいい環境を提供しさらに仕事の幅を広げてあげることができました!
定休日は月曜日?火曜日?
本題とは少しずれてしまいますが、皆さんはなぜ定休日を火曜日にされているのでしょうか?
(エリアによっては月曜定休が主流の場合もあります。)
日曜日を定休日にしたサロンもありますよね。
実際に売上はどう変化したか気になるかと思います。
日曜日を休むことは大きな決断だったそうですが、実際の売上は予想に反して変わらずだったそうです。
要は思い込みの部分が大きかったそうです。
すべてのサロンに当てはまることではないですが、主婦の方やパート希望の方、小さいお子様がいらっしゃる場合などは、転職先として選ばれるかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
働きやすい環境を整えるだけで、スタッフのプライベートだけでなく、スキルアップにも繋がるなんて嬉しいお話ですね◎
充実した休日は、新卒対策として美容学校などへのアプローチにも繋がります。
先にも書きましたが、最近は完全週休2日制の美容室も増えてきています。
スタッフが普段プライベートの時間をどうしているのか?足りているのか?一度考えてみるのも良いかもしれません!
休みたいスタッフもいれば、稼ぎたいスタッフもいる。
そういった中で多様に変化ができるのも美容室の強みになっていくはずです。
働くパターンをいくつか提示し、その中でそれぞれのメリット・デメリットをしっかりと伝えていき、スタッフ自身が働き方を選択できる。
そういったサロンも、徐々に増えてきていますので、数年前から仕組みに変化がないようなサロンであれば、多少の見直しが必要かもしれませんね。
こちらの記事では、スタッフの早期退職の悩みについてまとめました。
スタッフの離職・早期退職にお悩みの方は、是非一度目を通してみてください。