美容室を開業する際は、やることがいっぱいでやらなければならないのに手が回らない事が多くあります。
しかし、賃貸契約とはその物件で美容室をOPEN出来るかに関わってくる重要な契約です。
事前調査で漏れが発生し、後で発覚した場合はイメージ通りの内装にならなかったり、費用が思ったよりもかかってしまうなど、サロン運営に大きなダメージとなってしまいます。
今回の記事では、美容室を開業する際の物件を探し・賃貸契約を結ぶ際に、注意すべき点をまとめました。
是非、参考にして頂き、物件契約をしっかりと結んでくださいね!
不動産契約の流れ
契約の簡単な流れは下記のような順序で進んでいきます。
申込み
or
申込み 仮契約 物件交渉 契約
※物件によっては仮契約はが無いものもあります。
物件内の確認(内見)
現在の状況の確認【天井・床壁・外装・看板設置場所・道線】
- 天井:そのまま使えるか・高さの確認・天井を抜けるか
- 床壁:そのまま使えるか・壁を抜けるか・穴をあけられるか・平行の確認・重量確認(重い機材が搬入できるか)
- 看板設置場所:看板設置の敷地内の置き場所確認・袖看板の取り付け確認
- 導線:お客様が、受付→セット面→シャンプー台等の移動するレイアウトイメージ。
設備の確認【ガス・水道・電気・配管・扉・エアコン・トイレ】
- ガス:都市ガスかプロパンガスの確認。ちなみに都市ガスの方が安いです。
- 水道:水圧・水道が引ける場所の確認
- 配管:場所の確認(シャンプー台とトイレの配置確認)・配管の太さ確認(細いと髪の毛が詰まる可能性がある)
- 電気:容量の確認(約15坪の美容室であれば大体60Aが必要)
- 扉:あるかどうか(スケルトン物件の場合まったくない場合がある)・今の扉が使えるかどうか
- エアコン:残置物(前の借主が置いていったエアコンがあるかどうか・使えるかどうか)。古い場合は
- トイレ:そのまま使えるか、場所を移動するか
申込み・仮契約【意思表示・物件交渉の順番確認】
意思表示:物件の状況交渉しだいで、借りる意思を表示する
物件交渉の順番確認:他の申込みが入っているかの確認。空き状況
物件交渉【家賃・補償金・礼金・フリーレント期間・更新年数】
物件を不動産屋と交渉する際は、コチラを参考にして下さい。
契約【契約書の締結・金銭の確認と発生】
契約書の締結
契約を結ぶまでに、全ての交渉を終わらせておきましょう!
不動屋さんや大家さんと口約束があった場合すべて書面に残しておきましょう。
金銭の確認と発生
融資実行前に契約が必要になるため、不動産契約資金は自己資金からの捻出になります。
申し込み・仮契約
申し込み・仮契約は契約の優先順位を決めるため、美容室開業にとって最も重要な事の1つです。
例えば、不動産の申込みをしないまま、融資の面接を受け借入が決定しても
その後で賃貸契約を結ぼうとした時には、もう他の方に物件が決まっている場合があります。
物件は不動産屋に申込みを入れた人から順番に大家さんへの交渉の優先順位が決まります。
内見をして気に入った物件でも申込みを入れないと、他の方が先に申込みを入れてしまったらその方が優先になってしまう可能性があります。
良い物件と思ったら、すぐに内装業者と一緒に内見をして申し込みを入れましょう!
申し込みをしたからといって、金銭が発生したり、必ず契約しなければならないなどの決まりは無いのが一般的です。
ただし、借りる意思の弱い物件に申込みを度々入れると、不動産屋さんへの印象が悪くなる可能性はあります・・・。
美容室を開業される方で、申し込みを忘れて物件が流れてしまったというケースも多々ありますので注意しましょう。
申し込みの有効期限
有効期限は不動産会社や物件よって様々です。
1ヶ月待ってくれるとこもあれば2週間しか待てないという所もあります。
その物件の人気次第で期間が決まることもあるようです。
事例
- 融資の日程などを伝えた上で何日まで待って欲しいという交渉も出来る場合があります。
- 中には事業計画書を出して欲しいという大家さんもおりますので、事業計画書は早めに制作しておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
物件選びは、美容室をOPENするためにとても重要なものです。
しっかり確認して決めて行きましょう!
こちらの記事では、融資・物件・内装の知識についてまとめています。
是非参考にしてみてください!