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美容室開業するための資金として融資の必要性とは?

美容室開業するための資金として融資の必要性とは?美容室の開業

美容室を開業される方の大部分が利用される『融資』
美容師が独立する時の1番の山場といっても過言ではないでしょう。
借入できなければ、独立計画も頓挫してしまいますからね・・・。

そんな融資ですが、実際はどうやって借りるものなのかわからない方も多いかと思います。
ここでは大きな分類にわけ、それぞれ解説していきます。

  • いくら借入できるのか?
  • そもそもいくら必要なのか?

実際に融資を受ける前にどこから借入するのか知識を付けておきましょう!

 

 

融資とは?

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 融資とは?親類や知人に融資してもらうという方法以外に、融資を受ける機関は大きく分けると2通りあります。

  • 日本政策金融公庫(公庫)
  • 銀行・信金

ここまでは自分で調べたけど、ぶっちゃけどっちに相談したらいいの?
今回の記事では、公庫と銀行・信金の違いや、メリット・デメリットについて詳しくご説明していきます。

 

融資の必要性

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 融資の必要性美容室を開業している方の大部分は融資を利用しています。
中には実家が資産家で開業資金を融通してくれたり、自己資金で1000万以上の貯金がある方もいらっしゃいますが、そういったケースは本当に稀。

「何故融資が必要か?」

答えは簡単ですよね。
「融資を受けないと開業出来ないから」です。

 

美容室開業資金

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 美容室開業資金美容室を開業するためには、ある程度の資金が必要です。

  • 不動産取得費用(前家賃・保証金・礼金・仲介料)
  • 内装費
  • 器具類費
  • 家賃
  • 人件費(雇用する場合)
  • 材料費
  • 広告費
  • 電化製品費
  • 雑費
  • 水道光熱費

ざっくり上げただけでも開業に必要な費用はこんなにあります。
ちょっとめまいがしてきますよね・・・。

実際にどれくらいの資金が必要になってくるか?
エリアや物件次第変動しますが、皆さん大体1000万前後の融資を受けています。

不動産契約にかかる費用や物件の広さ・状態によっては2000万の融資を受けるケースもあります。
どちらにせよ多くの費用がかかるのが独立開業です。

 

自己資金で間に合う?

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 自己資金で間に合う?予算計算をして自己資金でギリギリ足りるかも・・・?
という方も実は融資が必要な場合がほとんどです。

何故なら、もし事業計画通りに売上が上がらなかったら、すぐに資金ショートしてしまうからです。
運転資金として手元に数百万は取っておかなければ、万が一の際にどうにもできず、すぐに追加で融資を受けるという緊急事態になってしまいます。

開業してまもなく融資を受けるという行為は、実は金融機関に対しての印象があまり良くありません。
要は、事業計画をしっかり立てることができていなかった人と認識され、融資のハードルは開業前に比べて数段高くなります。

ですので、立地やメニュー構成によって変動しますが多かれ少なかれ前もって運転資金というものを準備しておかなければいけません。
そうなってくるとほとんどのケース、なにかしらの融資が必要となってきます。

「では、どこがお金を貸してくれるの?」
大き分けてこの2つに分かれると思います。

  • 日本政策金融公庫(公庫)
  • 銀行・信金

どちらも耳にしたことはあると思いますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?

 

日本政策金融公庫(公庫)

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 日本政策金融公庫(公庫)日本政策金融公庫とは、民間の銀行・信金とは違い政府系の金融機関です。
その為、銀行・信金で融資が受けにくい開業時や、個人事業主でも融資が受けられる確率が高いと言われています。

更に、独立開業枠という融資の枠があるので、使い勝手はよく、多くの方が公庫でお金を借り入れし独立しています。

日本政策金融公庫
日本政策金融公庫(略称:「日本公庫」)の...

 

公庫の特徴

開業時など実績がない人にも融資を実施しており、融資の審査が通った場合は、借主個人に直接お金が入ります。
融資完了後は、そのお金の用途や領収書などを提出する必要がありません。
ここだけの話、銀行に比べると書類の融通がききやすいというのも大きなメリットです!

日本政策金融公庫の場合、銀行・信金で必要な保証協会の審査が省けるため、融資までのスピードが早いと言われております。

最近では担保制度が廃止され、担保物権は必要ありません。逆を言うと担保がつけられないという事でもありますが、融資の多くは担保が必要ない、担保を付けたくない方がほとんどですので、制度としてはメリットのほうが多くなったような印象です。

 

公庫で融資を受けるメリット

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 公庫で融資を受けるメリット

    • 業者に支払った領収書は基本提出する必要は無い
      (融資の使いみちを細かく詮索されにくい)     

    • 創業時に無担保・無保証人で融資が受けられる
      (1000万円まで)

    • 銀行/信金よりも、融資スピードは早い。

    • 不動産契約書が無くても、不動産情報があれば面接は可能
      (融資実行時には不動産契約書は必須書類になります)

 

公庫で融資を受けるデメリット

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 公庫で融資を受けるデメリット

  • 金利が民間の金融機関よりも少し高い
    (ただし女性支援枠、若者支援枠等の優遇制度あり)
  • 保証人はつけられない。

 

銀行・信金

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 銀行・信金開業時など、実績が無い人にはハードルが高く、担保などが無いと融資を得るのは難しいと言われていましたが、最近では逆に、多くの場合担保をつけることができなくなっています。
その代わりに、保証協会の承認がないと融資実行が難しくなっています。

保証協会とは、ざっくりいうと第三者の保証人。
要は本人に何かあった際に借金を保証しなければならない立場ですので、その審査は慎重になり、時間もかかります。

公庫と違い、事業計画書にしたがって、銀行・信金が内装業者などに直接お金を支払う可能性が高いのも銀行・信金の特徴です。
少し内装が安くなったから、その分運転資金に回すなどといった資金繰りが難しくなります。
そのため手元にはお金は残らない場合があります。

また、金融機関が直接振り込みをするケースもありますが、請求書などが無いとお金を振り込んでくれない場合も・・・。
将来的には銀行や信金から融資を受けるケースも多々ありますが、独立開業というククリで考えると、公庫に比べ若干融通がきかない印象があります。

 

メリット

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 融資の必要性

  • 商工会議所等を通すと金利を負担してくれる。

 

デメリット

美容室開業するための資金として融資の必要性とは? | 融資の必要性

  • 先に不動産契約書が無いと融資を受けてくれない場合がある。

  • 保証協会に支払う保証料がかかる。

  • 融資実行時に銀行員立会いの元、内装業者等に直接振り込みを行うケースもある。

  • 公庫に比べると、融資決定・実行までに時間が多くかかるケースが多い。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

銀行と公庫の違いが理解していただけたでしょうか?
どちらにもメリットデメリットがありますが、独立という場合では日本政策金融公庫の方が使い勝手がよさそうです。

しかし、必ずしも公庫が良いというわけでもないので、今の自分の状況に合った方法で融資を受けてもらえればと思います。
基本的に融資に必要な書類、情報はどちらも変わりません。
資料集めの段階で一度相談に行かれるのも1つの手段ですよね。

1つ情報として、最近ではコロナウイルスの影響があり、各金融機関の融資上限が制限されているようです。
1000万を超える融資の場合、公庫と銀行の両方から融資を受けるという場合も増えてきています。
とはいえ、しっかりと計画を立てて開業に向かっていけば、融資というハードルはそう高く感じないはずです。

融資についてもっと詳しく知りたい、それ以外にも分からない事がある。
そんな独立を考えている方に向けてのセミナーも開催していますので、ご興味のある方は下記リンクからご確認ください。

 

 

こちらの記事では、融資を受ける際に必要な条件・知識をまとめています。
是非参考にしてみてください。

美容師が融資を受けるために必要な事
美容室独立を意識しているのであれば、事前に準備できる事があります。 それは主にお金に関する事です。 前もって準備をしているかいないかで開業時の融資や、開業後の運転資金などに影響が出てくる可能性は高いので、出来る事は前もって準備しておきましょう。

 

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