今回は、美容室のオーナーとして活躍している美容師さんにお話を伺いました。
アシスタントからスタイリスト、そして美容室開業までの道のりや、苦労したこと・努力したことを順を追ってご紹介していきます。
美容師を目指している美容学生の方、美容師として活躍している方、美容師としてスタートしたばかりの方、ぜひ今後の参考にしてみてください♪
美容師になったきっかけは?
高校卒業の2ヶ月前まで進路は決まっておらず、通っていた美容室のスタイリストさんから美容師を進められました。
特にしたいことも無く
「美容師ってカッコイイな!」
と思っていたので直ぐ決めました!
髪も服装も自由なのも動機の一つでした(笑)
紹介してくれた通信制の専門学校に通うことになり、学校に通いながらその美容室で働き始めました。
通信生1年目に苦労したこと
1年目はどんな事も大変だと思いますが、特に苦戦したのがワインディングでした。
通常、ワインディングは専門学校で多くの時間を使って練習するものですが、通信生だったため、美容室で学んだ時が初めてでした。
他の同期は既に学校で習ってきているので成長スピードが違い、正直焦りました。
基礎に時間がかかり、最初はずっと決められた時間内で巻くことが出来なかったらため、習得するまでに大体4ヶ月ぐらいの時間がかかりました。
そんな時、技術の向上で意識したことがあります。
1人のお客様からカラーの要望を受けたのですが、満足頂けなかったことがありました。
それがきっかけで、その失敗を二度と繰り返さない様に勉強をとてもしました。
同じお客様にその後、大変満足頂く事ができ、これがとても嬉しくて努力して勉強することが苦ではなくなくなりました。
失敗するから成長します。
それが無ければ成長しないのです。
失敗することで、なにが悪かったのかを考えるようになります。
全ての事においてこれが言えます。
失敗を恐れずに、どんどん失敗しましょう!
最初から上手くは絶対にできません。
その失敗を二度と繰り返さなければいいのです!
美容師を続けるべきか迷ったことも
美容師が嫌いになったわけでは無いのですが、ふと他の仕事もしてみたくなりました。
オーナーにそのことを直接伝えた所、辞めて欲しくはないが色々見ることも大切だと言ってくださいました。
ちゃんと思いを伝えて良かったと思います!
自分の気持ちを理解して頂きとても感謝しています。
どんな仕事をしたかと言うと、鳶や一般の会社の営業などをしました。
色々やってみて、結果として美容師が一番楽しかった事に気づきました。
この経験は無駄では無かったと思います。
美容室の開業をする時も、この経験がとても役立ちました!
指名客の獲得方法
美容師に戻り、スタイリストとして無事デビューできました。
地域密着の美容室だったため、指名でこられるお客様はお店全体でも少なかったです。
その中で、ご来店頂く同世代のお客様から指名を頂けるようになり、担当させてもらうお客様が少しずつ増えていきました。
意識したことはコミュニケーションを心掛けました。
お客様が何を望んでいるかはお話しないと何も分かりません。
技術がいくらあっても、求めることに気づけなければお客様に満足してもらうことは出来ません。
後輩への指導
多くの美容室では、その会社で決められた事に追われ、技術習得とテストの繰り返しです。
これが美容師にとって大変ことだと思います。
「できるだけ楽しく」
「1人1人のペースで」
を心掛け、成長できるように指導しています。
楽しむということをいつでも忘れずに♪
その子にあったスピードで進められる事が、成長への1番の近道だと考えています。
夢を持つことが成長につながっています!
小さい事から大きいことまで、常に夢を持つとそれに向かう事ができます。
まず計画を立て、その目標を達成するためには今日一日何をすればいいかまで落としこみ、1つずつ目標を達成することが出来ます。
開業するときも同じことが言えます。
僕はなんとなく31歳には開業したいと思いました。
まずは漠然とでいいです。
次にそうするためには自己資金をいくら貯めなければいけないと分かります。
そうしたらそれまでに、月々いくら貯金する必要が出てくるのか分かってきます。
夢を持つことが成長につながります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実際の体験談なので、参考になる部分も多いのではないでしょうか?
たまにはよそ見をしても大丈夫です。
寄り道に見えるそれらの体験も、すべてあなたの魅力の1つになります。