美容室経営者さんと、日々打合せをさせて頂いています。
その中で最近変化を感じるのが「美容室オーナーのスタッフに対する考え方」です。
以前は『より多くの求人応募を集めたい!』というオーナーさんが多かったのに対して
最近は『お店のコンセプト・雰囲気に合った良い方を1人採用したい!』
そして『スタッフが長く働ける環境を整えたい!』へと変化してきていると感じています。
福利厚生面を強化し、安心して働ける環境づくりや、社会保険導入など、スタッフが安心して長く働ける環境を整えたサロンが増えています。
中でも最近特によく耳にするのが、美容師スタッフたちへの「教育の改善」です。
今回は、その教育の改善について気づいたことを紹介していきます!
求人でも重要な美容師スタッフ教育の現状
最近、教育を見直してアシスタントさんを早くデビューさせようと考えているサロンさんがとても増えているように感じます。
一時期にはさまざまな求人媒体で
『早期デビュー可!』
『新卒から1年でデビューできます!』
などスタイリストデビューが早くできることをアピールするサロンさんが増えた時期がありましたが
最近ではデビューまで平均3~4年ぐらいのサロンさんが多いのではないかと思います。
これに対して
『デビューまでの期間がかかりすぎ?』
『デビューまで3~4年かかっていたら、スタイリストになるまでに辞めてしまうのではないか?』
『実際デビューまでの期間が長すぎて辞めてしまうスタッフが増えた。』
などと悩まれいるサロンさんも多いです。
その対策として、またデビュー期間を短くしているオーナーさんともよくお会いするようになりました。
長く働いてもらうための施策の1つとして「教育の見直し」
スタイリストが足りないからとか、単に早くデビューさせたいと考えられているわけではありません。
『せっかく入社してくれたスタッフさんに長く働いてもらいたいから教育を見直したい。」
と考えているオーナーさんは、皆さん同じことを言われます。
『早い時期から実践を積み、スタイリストとしての楽しさを知って欲しい。』
『お客様から指名をもらい稼げるようにしてあげたい。』
『スタイリストとして経験をせずに美容から離れて欲しくない。』
デビュー時期を早める理由は、美容師としての楽しさを知る前に美容師から離職してしまうのを防ぐのが大きな理由の1つのようです。
教育で見直されている具体的な内容とは?
教育カリキュラムでは、各項目が細かく分かれて指導していきます。
- シャンプー
- カラー
- ワインディング
- カット
- ヘッドスパ
- ヘアセット
- メイク
- 着付け
この項目の中でも時代に合わせて、いらないものを省き、指導しているサロンさんもあれば、今までの教育カリキュラム自体を変化させ、練習時間の変更をしているサロンさんもあります。
◎営業時間内での練習時間を確保
◎入社時からカット練習も並行してスタート
◎トレーニングサロン時間
1日の練習時間を増やしデビューを早くさせるのではなく、サロンさんが出来ることは何かと考え取り組まれています。
それらは全て、スタッフさんに長く働いてもらいたいからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
美容師さんを目指す美容学生さんの数も年々減り、今後もっともっと求人難になっていくと思います。
現在働いている美容師さんに長く勤めてもらうことは、今後の美容室経営で重要なポイントの1つだと私たちは考えています。
- 福利厚生面を強化したいのか?
- 社会保険を導入したいのか?
- 教育を見直したいのか?
- これらを行いたい理由は何か?
今後の改善を考えている方は、オーナーさん1人1人の考えを汲み取り、サロンに合った方針を一緒に考え、今後も各サロンさんに合った人材採用のお手伝いをしていきたいと思います。
こちらの記事では、美容室の求人用の動画の作り方をまとめています。
是非参考になさってください。